モアレ軽減モード(オンデマンド本文)
SUNRISE PUBLICATION co.,ltd.※オンデマンド本文対象
デジタル画像の輪郭に出てしまう「ジャギー」というギザギザを目立たなくするために、ギザギザの間を中間調の色合いで補間して表示を滑らかに見せる事を言います。
モノクロ印刷の場合にアンチエイリアスがかかっているデータ原稿は、モニター上では滑らかに見えていても印刷時にトーンデータの形が崩れてしまい、モアレが発生する原因になります。
サンライズ独自のオンデマンド出力設定により、モアレ軽減が可能に!
通常印刷の場合アンチエイリアス無しでもK100%ではないトーンを印刷するとモアレが発生しますが、「モアレ軽減モード」を使用することにより軽減が可能です。
以下の場合では「モアレ軽減モード」の効果がありません
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グレースケールではなくモノクロ2階調で作成・保存されたもの
※K0%またはK100%のみで構成されたモノクロ2階調データには作用せず、通常印刷との仕上がりに変化はございません -
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元の原稿でトーンの形状が崩れ、画面上ですでにモアレの発生が確認されるもの
※「モアレ軽減モード」は画面上ではモアレが確認できないK1〜99%のグレー階調で作られたデータに対し、オンデマンド機で印刷する際に効果が得られるものです(データ上ですでにモアレが発生している場合、そのモアレを解消することは出来ませんのでご注意ください)
グレー濃度の再現について
「モアレ軽減モード」を使用した際、トーン以外の部分(グレー着色部分・主線等)も通常出力とは異なる印刷結果となります。
グレーの線は通常印刷と比べて滑らかな仕上がりになりますが、広いベタ面や高濃度の部分においてはザラつきや高濃度の潰れが起こる場合があります。
また、通常印刷に比べて低濃度での細い線やこまかな点の再現が困難なため、1mm以下の線やドットは50%以上の濃度で描画されることをおすすめいたします。
「モアレ軽減モード」ご利用条件、及び諸注意
本文作成解像度は600dpi限定です
350dpiや1200dpiなど、600dpi以外の解像度で作成されたデータの場合、トーンジャンプや極度のモアレ等、予期せぬ不具合が起こる可能性があります。
PDFでご入稿される場合【要確認】
PDF形式で作成・保存されたファイルに埋め込む画像は必ず600dpiで保存したものをご使用ください。また、その際に使用する埋め込み画像は拡大・縮小しないでください。
PDF形式で作成されたデータはご入稿後のデータチェック時に弊社での埋め込み画像の解像度チェックが難しいため、原則そのままの状態でのお受付となりますので、あらかじめご了承ください。
※万が一解像度が合わない事などで不具合が出た際にはクレーム対象外となります
以下の形式が含まれたデータはモアレ軽減モードがご利用になれません
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AI(Illustrator)形式
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EPS(Illustrator)形式
原稿作成には当社本文用テンプレートのご利用をおすすめいたします
以下の仕様・商品はモアレ軽減モード非対応です
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本文用紙が「書籍クリーム72kg」の場合(小説本セット等)
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ステッチ本(モノクロ)
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色刷り本文
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遊び紙印刷
各セット商品の「通常締切」までご利用可能です
「特急10」「特急20」「特急30」の締切ではご利用出来ませんので、あらかじめご了承ください。