ソフト別作成方法(Photoshop)
SUNRISE PUBLICATION co.,ltd.新規作成
新しくページを作成する場合は、以下の図を参考にしてファイルを設定してください。
「新規作成」でファイルを作成する
上の数値はB5サイズの仕上がり寸法に対して塗り足しを上下左右に5mm付けたサイズになっています。
(その他の原稿サイズもすべて5mmの塗り足しを付けたサイズで記載)
表紙で表1・表4を別々に作成する場合は、上記寸法をご参考にそれぞれの原稿を設定してください。
※表紙を作成する場合、背幅も必要となります
※カラーモード隣の設定は必ず8bit/チャンネル(初期値)のままにしてください
(16bit/チャンネル・32bit/チャンネルには対応していません)
背幅の計算方法やデータの詳細な作成方法、表紙を一枚絵の状態で作成する方法についてはコチラをご確認ください。
解像度
フルカラー原稿の推奨解像度
解像度は画像の画素の密度を表す数値で、印刷物では数値が大きいほど画像の細部まで再現された印刷になり、逆に数値が小さいほど画像が粗く全体的にぼやけた印刷になります。
下記の数値は当社推奨解像度です。
各数値以外の解像度でも作業は可能ですが、数値によっては仕上がりが粗くなる、モアレが発生するなどの恐れがありますので、極力推奨解像度での作成をお勧めします。
-
※
大判ポスターなど、一部グッズ商品では推奨解像度が異なる場合があります。
(データの作成前に各商品ページでご確認ください)
モノクロ・色刷り原稿の推奨解像度
解像度は画像の画素の密度を表す数値で、印刷物では数値が大きいほど画像の細部まで再現された印刷になり、逆に数値が小さいほど画像が粗く全体的にぼやけた印刷になります。
下記の数値は当社推奨解像度です。
各数値以外の解像度でも作業は可能ですが、数値によっては仕上がりが粗くなる、モアレが発生するなどの恐れがありますので、極力推奨解像度での作成をお勧めします。
-
※
一部グッズ商品では推奨解像度が異なる場合があります。
(データの作成前に各商品ページでご確認ください)
カラーモード
原稿のカラーモードについて
■カラー原稿の場合
CMYKまたはRGBいずれかのモードでデータを作成してください。
※アプリケーションによっては、作成出来るカラーモードがRGBのみの場合があります。
【サンライズではRGBの入稿も可能です】
CMYKモードの場合、作成されたデータの数値に基づいて弊社の基準濃度で印刷作業を行います。
RGBモードの場合、カラーの表現方法がCMYKモードとは根本的に異なるため、データをそのまま印刷する事が出来ません。
そのためRGBで作成されたカラーデータは、弊社で全てCMYKモードへ変換作業を行います。
■モノクロ・色刷り原稿の場合
下記のいずれかのモードで作成してください。
RGBからCMYKへの変換
RGBはCMYKに比べて再現可能な色域が広いため、CMYKで再現出来ない蛍光色などは変換の際に色が変わってしまう可能性があります。
■再現可能な色域(RGB・CMYK)
サンライズでは色の再現性を重視し、極力元のRGBの色に近づくよう独自の変換処理を行っていますが、作成されたデータの色彩によっては、変換した際に以下のような現象が起こる可能性がありますのでご注意ください。
■潰れ
蛍光色で着色された部分が潰れてしまい、滑らかなグラデーションでは無く、色毎に段差が出来てしまっています
■色ムラ
RGBでは黄色~薄い黄緑色で着色されている部分がモード変換にともなって変色してしまい、色調にムラが出来てしまっています。
ノイズ
ノイズの確認と除去
ノイズとは本来必要で無い低濃度の色が混ざる事により発生する色の濁りの事です。
濃い色にノイズが入っても目立ちませんが、薄い色にノイズが入るとよく目立ちます。
意図しないノイズが入った原稿は仕上がりに悪い影響を与えます。
ご入稿の前にノイズが発生していないか確認し、必要に応じてノイズ除去を行うことをお勧めします。
■ノイズ有り・ノイズ無しの比較画像
ノイズが発生する原因
ノイズが発生する原因としては、主に下記の3点が挙げられます
-
○
RGBからCMYKへの変換
-
○
スキャナーで原稿を取り込む
-
○
原稿作成中の予期しない混色
当社でもノイズの除去は可能ですが除去する場所が限られます(基本的に人物の肌のみ)
できるだけ入稿前に除去してください。
ノイズを確認、除去する方法
■情報ウインドウでノイズを確認する方法
■トーンカーブでノイズを確認する方法※CMYKの場合
■ノイズ除去の例(トーンカーブ)※CMYKモードの場合
色刷り原稿の作成方法
色刷り原稿の作成方法(単色)
原稿は必ず黒1色で作成し、入稿時に刷り色をご指定ください。
■グレースケール(またはモノクロ2階調)で作成する
※刷り色をイメージした着色で作成しないでください
(例:ピンクで刷る所をピンクで塗る等。受付出来ません)
保存する際、ファイル名に色名をつけて頂くとわかりやすくなります
<例:紅を使用する場合>陽子表紙(紅).psd
色刷り原稿の作成方法(多色)
下記のいずれかの方法で多色刷りのインク(刷り色)の指定をします。
■チャンネルを使って色を指定する(CMYKモード)
C/M/Y/K の各チャンネルを使用して刷り色を指定します(使用しないチャンネルは消さずに白紙にしておく)
※刷り色をイメージした着色で作成しないでください
(例:ピンクで刷る所をピンクで塗る等。受付出来ません)
ご入稿時にどのチャンネルがどの色に割り当てられるかを、発注書の備考欄等に必ずご記載ください
■ファイル毎に刷り色を指定する(グレースケール/モノクロ2階調)
1つのファイルにつき1色を指定します(各ファイルは必ずサイズ、解像度が一致するように作成してください)
ファイル名は指定する色がわかるようにつけてください <例>陽子表紙(群青).psd、陽子表紙(紅).psd
■レイヤーを使って刷り色を指定する(グレースケール)
各レイヤー黒1色で作成し、レイヤー毎に色を指定します(レイヤー名は指定する色がわかるようにつけてください)
ご入稿前の「レイヤーの統合」は行なわないでください
トラッピング(多色刷り原稿時)
多色刷りで2色以上の色を重ねる際に紙の伸び縮み等の要因で印刷にズレが生じてしまうことがあります。
その際に、ズレてしまった隙間から白(紙の下地)が見えないように各色の境界部分を少し重ねて作成することをトラッピングといいます。
■トラッピングの作成方法
<トラッピング無し>
星マークが同じ大きさで作成されている場合、ズレた際に白が見えてしまいます
<トラッピング有り>
2色目の星マークを少し大きくすることでズレた際に白が見えるのを防ぐことが出来ます
◇POINT
トラッピングなどによって生じた多色刷りの「色の重なり」部分では、使用するインクの組み合わせによって色が大きく変化する場合があります。
オンデマンド印刷ならトラッピングは不要?
オンデマンド機を使用した多色刷り印刷の場合、オフセットとは異なり「データ上で版合わせしたものをダイレクトに用紙に印刷する」という作業工程で印刷が行われる為、基本的にトラッピングを作成する必要はありません。
また、白トナーを使用した『ホワイト&ブラックセット』、新セットメニュー『れとろぽっぷセット』では、上記オフセット印刷の場合とは逆にトラッピング無しでの原稿作成を推奨しております。
レイヤー
レイヤーの統合 ※レイヤーを使って色を指定した場合を除く
ご入稿用のデータを保存する前には、必ずレイヤーをすべて統合してください。
※多色刷り原稿で「レイヤーを使って色を指定する」で作成された場合は、統合せずにご入稿ください
(但し、必要なレイヤー以外は統合、または破棄してください)
レイヤーが統合されていない場合、不要なレイヤーの画像が印刷されてしまったり、必要なレイヤーの画像が印刷されないなどのトラブルが起こる可能性があります。
※後々データの変更・改訂が出来るよう、必ずレイヤー統合前のデータは別に保存しておきましょう
■レイヤーの統合方法
チャンネル
不要なチャンネル・パスを削除する
作業用パスやアルファチャンネルなどが残っていると印刷に悪影響が出る場合がありますので、入稿前に必ず削除してください。
■不要なチャンネルの削除
必要なチャンネル以外を選択し、ごみ箱のアイコンをクリックしてください
■印刷に不要なチャンネル
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○
CMYKモード ▶【C(シアン)/M(マゼンタ)/Y(イエロー)/K(ブラック)】以外のチャンネル
-
○
RGBモード ▶【R(レッド)/G(グリーン)/B(ブルー)】以外のチャンネル
-
○
グレースケールモード ▶【グレー】以外のチャンネル
■パスを削除する
入稿時にパスパレットはパスが無い状態にしてください
注意事項
原稿作成時・入稿用データに関する注意事項
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○
レイヤー統合前のデータは置いておきましょう
後日データを変更・改訂する場合や入稿データに何らかの不備があった場合の修正用として、レイヤー統合前のデータは入稿用データとは別にして必ず保管しておきましょう -
○
保存やバックアップは定期的に行ないましょう
作成途中に何らかの原因でデータが消えても問題がないように、保存はこまめに行ないましょう
また、作成用フォルダとは別の場所で定期的にデータをバックアップしておくとより安全です
出力見本
出力見本について
出力見本は印刷に使用する版がデータ通りに正しく出力されているかを確認するために使用します。出力に関するトラブルを事前に防ぐためにも、出力見本は極力ご送付ください。
※(確認項目の例:データ破損による色味の変化や、文字の消えなど。おおまかなチェックに使用します)
※見本無しでご入稿の場合、出力トラブルに関するクレームは対応できかねます
出力見本の作成方法と注意事項
出力見本はプリンター出力などの紙媒体、またはPDFやJPEGなどのデータ形式でご作成ください。
その際、以下の点にご注意ください。
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○
本文の見本の場合、全ページ分作成してください
最初のページと最後のページのみ、など全てのページが揃っていない場合、見本が無い部分の確認が出来ません。必ず全ページ分作成してください。 -
○
見本は原寸で作成してください
デザインが確認できませんと見本として使用できかねます。 -
○
作成途中の原稿で出力見本を作成しないでください
出力見本を作成した後に原稿を修正すると、原稿と見本に相違が発生し、確認作業に使用出来なくなります。出力見本を作成する際は必ず完成原稿から作成してください。 -
○
フルカラーデータの出力見本への色味合わせは原則行っておりません
出力見本は行ズレやフォントの文字化け、レイアウトの崩れなどが発生していないかを確認する為に使用します。家庭用プリンターとオフセットの印刷機ではインクの成分や使用しているインク数が異なる為、色見本としては使用いたしません。
出力見本の送付方法
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○
メディアで入稿する場合
出力見本が紙媒体の場合、原稿の入ったメディアと一緒にご送付ください。
PDFなど見本がデータの場合は原稿と一緒にメディアに保存してください。 -
○
オンラインで入稿する場合
データ形式(JPEGやPDF)の場合は原稿と一緒に送信してください。
紙媒体の場合は入稿日に確認が取れるように、郵送で送付してください。
※データ送信日までに届かない場合は見本無しで作業開始となります。
出力見本の返却について
※出力見本は原則返却しておりません