カバーの原稿作成について
SUNRISE PUBLICATION co.,ltd.カバーの原稿作成について
基本的な作成方法としては表紙と同じです。
但しカバーの場合は完成した本の上から被せる為、折り返し部分や表紙より背幅が必要になるなど、いくつかの相違点に注意しましょう。
※作成の目安となるトンボ等を記載した、当社指定のテンプレートをご利用ください
カバーの概要
本のサイズ毎の推奨折り返し寸法と背の最大値
B5本 | A5本 | B6本 | 新書本 | 文庫本 | |
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規格サイズ | 182×257mm | 148×210mm | 128×182mm | 110×173mm | 105×148mm |
折り返し 寸法 ※当社推奨 |
140mm 透明カバーは120mm |
100mm | 100mm | 95mm | 90mm |
背の最大幅 | 40mm 透明カバーは20mm |
25mm | 40mm | 40mm | 40mm |
■下記の点にご注意ください
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カバーの背幅は中身である本の背幅より、若干太めに作成してください。
目安として通常(紙製)カバーは【+1~1.5mm 】透明カバーは【+1mm 】を本の背幅に足してください。 -
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A5サイズのカバーは背幅が最大「25mm」までとなり、それ以上の背幅の場合はB5サイズの扱いとなります。
ただし、背幅によっては折り返し寸法を短くして背幅分をとることも可能な場合がございます。
背幅が上記数値より大きくなる場合は、事前に当社へご相談ください。 -
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対応できる折返し寸法は、サイズに関わらず最小「80mm」となりますのでご注意ください。
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折り返しの寸法を推奨サイズより多少変更する事は可能ですが、推奨より短く作成されると本に巻いた際にカバーが外れやすくなります。
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「カバー巻き:無し、スジ入れ:有り」の発注の場合、スジ入れは原稿の指定通りにお入れします。別発注でご入稿された本に合わせてのスジ入れ位置の調整はできません。
(「カバー巻き:有り」の場合は、本と組み合わせて作業を行うので多少の調整は可能です) -
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B5サイズのみ、紙製のカバーと透明カバーで折返し・背の最大幅が異なるのでご注意ください。
■紙製カバー:折り返し寸法「140mm」・背の最大幅は「40mm」
■透明カバー:折り返し寸法「120mm」・背の最大幅は「20mm」 -
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上製本(ハードカバー)加工された本へのカバーを作成する場合は、全ての寸法が異なります。
カバー作成前にお早めに当社へご相談ください。
A5カバー作成例
作成例:A5本(背幅5mm)カバーの作成用サイズ
(A5:148mm×2)+(背幅:5mm+1mm※1 )+(折り返し:100mm×2)+(塗り足し:3mm×2)
= 横幅:508mm
(A5:210mm )+(塗り足し:3mm×2)
= 縦幅:216mm
※1:本の上に被せる為、必ず本の背幅より若干大きめにすること(例では「+1mm 」)
本の背幅算出方法&カバー用自動計算表
本の背幅は本文ページ数や使用する用紙によって変わるので、カバーを作成する際にもあらかじめ本の背幅を計算してから作成してください。
また、完成した本の背の厚みはどの用紙であっても製本時の糊の量や、遊び紙、口絵等の影響で多少前後する場合があります。
カバーの背表紙を作成する際、厚みが多少前後しても影響のないデザインをオススメします。
本の背幅を算出する計算式と用紙別の紙の厚み
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※1:
ルンバナチュラルは背幅=(総ページ数(表紙込)-4)× 0.05 × 1.1 + 0.5 となります。
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※2:
ルンバ(色つき)は背幅=(総ページ数(表紙込)-4)× 0.05 × 1.27 + 0.5 となります。
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※3:
モンテシオンは背幅=(総ページ数(表紙込)-4)× 0.05 × 1.4 + 0.5 となります。
カバーデータを作成する際、カバーの背幅は上記計算式の結果より
巻き分の厚みとして【+1mm~1.5mm 】大きく作成して下さい
カバー背幅の自動計算表
本の表紙込み総ページ数と本文用紙を選択すると、作成時の目安となるカバーの背幅が表示されます。
※本の背幅に【+1mm 】された数値です
カバーの作成前に、是非ご活用ください。
<背幅自動計算(カバー用)>
カバーをかける本の総ページ数と本文用紙を選択すると、カバー作成時の目安となる背幅が表示されます。
カバーの作成前に、下記の自動計算表を是非ご活用ください。
【注意事項】
算出される背幅は計算に基づく数値です。
製本時の糊量や遊び紙/口絵の有無等によって多少前後する場合がございます。
あらかじめご了承ください。