製本物の表紙に「ベルベットPP加工」を施せます

ベルベットPP加工

オフセット印刷の表紙各種

オンデマンド印刷の表紙各種

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  光の反射が少ないため､ 印刷色を損なうことなく見せることができます

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  マット加工は光の反射とフィルム自体の色で白抜けしたように見えてしまうことがありますが､ ベルベットPPはどんな角度から見ても印刷色がハッキリ表現できます

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  ベルベットPP加工有りの表紙の色味は加工無しのものに比べて、見かけ上、色濃度の若干の上昇が起こります
  （フィルムおよび印刷インクの特性の為であり、どちらも不可避の現象になります）

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  凹凸のある特殊紙にもベルベットPP加工は可能ですが、凹部分に気泡が入る可能性があります
  場合によっては気泡が入った部分からコーティング加工が剥がれやすくなる危険性がある事をご留意ください

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  表面強度が高く､ 印刷面の保護やインクの擦れ汚れ回避のためにベルベットPP加工は有効です
  代わりに表面加工をかけることによって特殊紙独特の風合いは損なわれてしまいますのでこの点もご留意ください

ベルベットPP加工についての「技術紹介」コラム

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  ベルベットPPの特徴を紹介：
  【ベルベットPP加工 2024年4月より対応開始】

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  ベルベットPPの特性について：
  【ベルベットPPのトリセツ】

通常締切まで：＋2営業日加算（オフセット・オンデマンド共通）

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  弊社休業日は加算日数には含みません

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  GW、お盆、年末年始の時期は大幅に締切が早まります

ベルベットPP加工には、フィルムの粘着が他のPPフィルムに比べて弱いという欠点がございます。

絵柄の濃度が全体的に薄め､ もしくはインキが乗っていない紙地の部分が多めのデザインの場合はほぼ問題ありませんが、全面に高濃度のベタが乗るデザインのものは製本工程後にベルベットPPが浮き上がってくる現象が確認出来ております。

特にオンデマンド印刷のベタ面の上へは濃度に関わらず定着が弱くなるので、利用時にはご注意ください。
（オフセット印刷への加工がオススメです）

フィルムの浮き､剥がれの回避策として、ベルベットPPを使用される場合には、印刷デザインをご考慮ください。

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  ベルベットPP加工の性質上、経年による糊の劣化に起因する浮き・剥がれ等のトラブルにつきましては責任を負いかねますので、ご承知おきくださいますようお願いいたします

▼当社が推奨するデザイン▼

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  断裁面から剥がれやすい傾向がございますので､ 小口や天地部分にベタがないようなデザインにする

• ②

  背の角が浮きやすいので、表1・表4側共に背の付近にベタがないようなデザインにする（CMYKのトータルが250%を超える色のベタが断ち切りにあると剥がれるリスクが高くなります。50％以下の低濃度やトナーの乗っていない部分は問題ありません）

また、110度以上の熱（※1）でベルベットPPのフィルムの糊は緩みますので、箔押し・空押しなどの加工部分が浮いてムラになるリスクがあります。浮いた部分は白っぽくなりますので、箔押しなどの加工をご検討の際にはご留意ください。

※1：製本糊の温度も160度ほどあり、背の部分が浮きやすいのはそのためです（下記画像参照）

別項目「加工の性質」で記載の通り、ベルベットPP加工をすることにより印刷濃度があがってみえます。
詳細は下記もご参照ください。

顔料は本来固形で、ビヒクルの中で練肉される事で直径1～2μの微粒子になります。
印刷されたオフセットインキは紙上でセットすることにより、表面に顔料の粒子がわずかに顔を出すことになります。
ミクロ的に見るとインキ表面は凹凸が非常に激しい形になっており、そこに光があたり乱反射する事で、インキは白っぽく見えます。
つまり印刷されたインキは本来の顔料の色より白っぽく見える事になります。
これがラミネート加工されることにより、顔料表面は樹脂で覆われる事になり、光が正反射するようになるため、顔料本来の色で見えるようになり、色が濃くなって見えます。
藍インキ、墨インキの場合は発色が良くなったという事で問題になる事はほとんどありません。
しかし淡色の場合は思ったより濃い色になって、問題にされる場合があります。
肌色がやや赤味に見えたり、薄い黄緑が緑に見えてしまったりという場合があります。
これは単純に物理的な現象であり「濡れ色」と呼ばれ、表面加工を行なえば必ず多少の変色は起こります。

大日本インキ化学工業社の資料文献より抜粋

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  印刷に用いられているオフセットインキは、顔料とビヒクル（樹脂+溶剤+添加剤）でできています